2011年08月29日

伝えるのではなく共感を得る

おはようございます。
中小企業診断士の村上です。

IT日報(SFA・CRM)導入をご支援した社長から
Facebookで嬉しいメッセージをいただきました。

「お客様の事をもっと知りなさいと先日習いました。
 私の様に営業に出なくなった社長は日報を読むのが一番良い。
 iPadを使ってIT日報を読んでいます。
 (中略)・・・・村上さんこれ良いわ」

実のところこの社長は、
IT日報(SFA・CRM)の活用成果を疑問視しておられ、
「村上さん、IT日報(SFA・CRM)をやっても売上は上がらないよね」
と、相当ご不満をお持ちの方でした。

そんな社長からのお褒めの言葉です。
嬉しくないはずはありません。
もちろん嬉しいのです。
とても嬉しいのですが、どうしてもひっかかることが・・・

それは社長の考えを変えたのが、別のコンサルタントの先生だったこと。

私も以前から同じアドバイスをしていたのです。

同じどころか私は、
お客様のどの情報を見える化し、その情報をどう活用するのか、
というこの会社の営業実態に即した具体的なアドバイスをしたのです。

「お客様のことをもっと知りなさい」という一般論よりも、
よっぽど実践的で役に立ったはずなのに・・・

あ~それなのに、
私のアドバイスには懐疑的だった社長が、
別のコンサルタントの言葉には納得した、という現実・・・

どこからか、
う~らみ~ま~~~~す♪ (By 中島みゆき)
と、聴こえてきそうです(笑)

・・・などと、うらみ言を書きましたが、
アドバイスの価値はお客様がどう評価するかで決まるもの。

したがって、改善すべきは私自身なのです。

私は、アドバイスを単に「伝えた」だけで、
肝心の社長には伝わっていなかったということです。

「伝える」「伝わる」は全然違いますよね。

特に今回のアドバイスは、
「IT日報(SFA・CRM)は価値がない」
という社長の考えを変えなければ実行されないこと。

社長に考えを変え、行動してもらうためには、
「なるほど、村上さんの言うとおりだ。よしわかった!」
つまり、社長から「共感を得る」ことが必要だったのです。

社長に共感してもらうためには、
自分の言いたいことを伝えるのではなく、
社長の考えや立場を尊重した上で、伝え方を工夫すべきでした。

売り手都合のプレゼンスキルだけでは不十分なのです。

だから営業は難しい・・・
だけど営業は面白い・・・

もっともっと精進して、
お付き合いしたいと思うお客様全員から
共感を得ることができる人間になりたいと思います。


社長、必ずリベンジしますよ!



・・・この話のFacebookでのやり取りに、別の会社の会長さんからコメントをいただきました。

「・・・さんの社員も同じです。
 社長の言うことは、聞かな
いですが、よその先生が言ったことは聞くようです」


あはは・・・
お客様との話だけでなく、自分の会社でも一緒ですね。


ブログをお読みいただいている、経営者の皆さん、
皆さんの言うことを、社員さんは聞いていますか?

「よその先生が言ったこと」なら聞くそうですので、
そんなときは是非、コンサルタントの私までご用命くださいね(笑)


murakami_v70 at 07:23|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ビジネス 

2011年08月22日

仕事の目的とは?

おはようございます。
中小企業診断士の村上です。

この数日、すっかり過ごしやすくなりました。
これで仕事もガンガンはかどりますね。


実はこの夏、
私のオフィス兼自宅では、

エアコン警報発令中・・・

ま、要するに、
エアコンを一切使わず、節電に貢献しよう、と頑張っているのです。


昨年までは、日中はもちろん、寝ている時も含め、
部屋にいるときは、ほとんどエアコンONの生活だったので、
エアコンなしの、うだるような暑さは、もう大変でした。

ところが
窓にスダレをつけてみたり、
扇風機で、空気を循環させるようにしてみたり、
暑さに負けない体力をつけるための、ジョギングをしてみたり、
それでも室温が33度を超える午後には、
できるだけ、お客様を訪問するよう、スケジュールを組んでみたり(セコイ!)・・・

そんな苦労の甲斐あって、
この8月も、なんとかエアコンを使うことなく乗り切れそうです。

人間、やればできるものです。


ところが、これまでの私を含めた、多くの人は、
暑ければ、エアコンをつけることが、当たり前になっていますよね。

だから、
エアコン以外の方法で、暑さをしのぐ知恵が、なかなか出ないように思います。


「最近の社員は、道具が揃わないと、すぐにできませんと言う。
 今手元にある道具で、要求されたモノを作るための、創意工夫をしない」


先日お邪魔した、とある製造業の社長さんの言葉です。
エアコンに通じる話です。

・・・がない、だからできない!
と考えるのではなく、

・・・はないけど・・・はある、これでなんとかしてやろう!
と考えることが大事ということです。

この発想を、習慣付けるためには、
常に目的に立ち返る意識付け、が必要です。

道具は、あるモノを作るための、ひとつの手段に過ぎません。
あるモノを作る目的は、お客様を満足させること、なのです。
目的達成のための手段は代替可能、他の方法はいくらでもあるのです。

そもそも、
企業経営の目的は、顧客の創造(P.F.ドラッカー)、です。

つまり会社における、すべての仕事の目的は、顧客創造(顧客満足)
目先の手段にとらわれ、本来の仕事の目的を、見失ってはならない、ってことなのです。


さて皆さんが今やっているその仕事は、
お客様を創り出すために、どのような貢献をするものですか?

その仕事は、
どれくらいお客様を満足させることができるでしょうか?





・・・エアコンオフ生活の最大の効果、


それは・・・



体重が大幅に減ったこと!



座っているだけで大量に発汗するのでダイエット効果バツグンです。

熱中症には十分注意しつつ、来年の夏は是非お試しあれ(笑)!


murakami_v70 at 07:13|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2011年08月08日

ありがとうとごめんなさいの見える化

おはようございます。
中小企業診断士の村上です。

週末8月6日は
広島で生まれ育った私にとっては特別な日。

毎年8時15分に黙祷とあわせて、
今こうして平穏無事に生活できることの有り難さについて考えるようにしています。

特に今年は独立開業という大きな転機を迎え、
たくさんの方々から励ましやご支援をいただいた年だったので、
「ありがとうございます」を伝えるべき人々の名前を書きだしてみました。

この人、あの人、コイツ、アイツ・・・
びっくりするくらいたくさんの名前が出てきました。


次に「ごめんなさい」と言わなきゃならない人々を書きだしてみました。

「ありがとうございます」に負けないくらいの数でした・・・


最後に「ありがとうございました」と言ってもらえそうな人々を書きだしてみました。

ところがこちらは悲しくなるほど名前が出てきません・・・


こうしてありがとうとごめんなさいを見える化してみると、
私は人から与えられてばかりの人生なのだ、と改めて感じます。

でもそろそろ与えられる側から与える側にならねばなりません。

今回書きだした「ありがとうございます」リストの方々への感謝を忘れることなく
「ごめんなさい」を言うべき人には素直にお詫びしつつ
一人ずつからでも「ありがとうございました」と言ってもらえる人を増やせるよう
仕事を通じて社会に貢献していこう、と誓った平成23年8月6日なのでした。


さて皆さんも、
ありがとうとごめんなさいを見える化してはいかがでしょうか?


【お知らせ】
原則月曜更新のこのブログ、来週はお休みをさせていただきます。
次回は8月22日投稿予定。お楽しみに~!


・・・なんだか全然ヤル気が出なかった暑い夏の午後、
気分転換にとアクセスしたユーチューブ。
おすすめ動画に出てきたのが中島みゆきのファイト!

※注意:音が出ます


以前CMに使われたこともあり、
これまで何度も聴いた曲だったのですが
この凄みさえ感じるライブバージョンは心が震えるものでした。

「私の敵は私です」

まだまだ与えられることばかりの私です。。。


murakami_v70 at 07:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ビジネス