2011年12月

2011年12月30日

タイムラインで自分を見える化

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

とうとう明日は大晦日。
おそらく日本の歴史に大きく刻まれるであろう2011年は、
私個人にとっても大きな転機の年になりました。


死生観

これが今年の私のキーワード。

いずれ必ず訪れる死を受け入れた上で、
今日死ぬとしても、

いろいろやりたいこともできたし、
結構楽しい人生だったんじゃない?


と笑って死ねる生き方をしていこう、
と決め、行動することにしました。


・・・なんていいながら、
まだまだやりたいことはたくさん残っているので、
今死ぬと言われたら、きっと暴れますけどね・・・


そんな私が衝撃を受けたのが、
この12月に一般公開されたfacebookのタイムライン機能。

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新しいプロフィールページ・タイムラインは言うなれば「自分史」です。
自分がFacebook上で投稿した出来事、
アップした写真やチェックインしたス ポットなどはもちろん、
大学の卒業や、結婚といったライフイベント、
いままで聞いた音楽や観た映画、作った料理など、
自分に関するありとあらゆる事柄がタ イムラインに積み重なっていきます。
※facebook navi から引用
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timeline1

現在だけでなく生まれた年からのイベントも残せる
マイヒストリーの見える化サービスです。

データはすべて海外のブラックスボックスという不安はありますが、
利用することで得るメリットのほうが抜群に大きいので使うしかないでしょう。

もはやfacebookは、社会インフラのひとつですね。


このタイムラインを眺めながら、私は2つのことを感じます。

ひとつ目は、
過去は消せないということ。

タイムラインの出来事は、
すべて自分が歩んできた事実であり、
これらの過去は消すことはできないし、後から変えることはできないのです。

だけど、
キレイな過去を残そうと、
いつもいい子ちゃんでいる、そんな生き方はムリです。

だから、
楽しい出来事も悲しい出来事も、
かっこいい出来事も恥ずかしい出来事も、
すべてありのままに受け入れていこうと思うのです。


もうひとつ感じること、
それは、未来はまっさらだということ。

タイムラインには、
これから自分がどうなるか?みたいな
運命じみた占いのような情報は一切ありません。

どんなタイムラインになるかは自分次第。

未来はまっさらであり、
すべてこれからの自分のあり様によって決めることができるのです。

未来と自分は変えることができる、ということですね。


さてみなさんのタイムラインには、
どんな自分が見える化しているでしょうか?



・・・年末に鹿児島に行って来ました。
もちろん、九州新幹線  ・・・ではなく、愛車で。。。

この雄大な桜島が、
sakurajima1

こんな噴煙を上げていました。自然の力はスゴイですね。
sakurajima2


今年は本当に多くの方々にご支援いただいた年でした。
ありがとうございました。

来年のブログは1月10日(火)からスタートします。
皆様、よいお年をお迎えください。


murakami_v70 at 07:05|PermalinkComments(6)TrackBack(0) ビジネス 

2011年12月19日

数字で裏をとる

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

忘年会シーズン真っ盛り。
この一週間のうち、4日が飲み会でした。

そんな私はこの時期になると、
やらなくなることがひとつあります。

それは、
風呂上りの体重&体脂肪測定。

酔っ払って忘れていたり、
一刻も早く眠りにつきたい衝動に駆られ、
ヘルスメーターに乗らなくなってしまうのです。

そんな生活を続けた後、
飲む機会が一段落する年末にふとヘルスメーターに乗ってみます。

すると、
そこには信じられないほど残酷な数値が・・・

ここでやっと暴飲暴食の日々を振り返りますが、
太るときはジェット機並みの速さなのに、
痩せるスピードは亀の歩み程度。

さらに追い打ちをかけるのが、正月という魔物。

こうして、
毎年パンパンに張った顔で仕事始めを迎えるのがすっかり恒例となっています・・・


毎年懲りもせず、
こんなことを繰り返しているなかで痛感するのが、
数字で裏をとることの重要性。

実は、ヘルスメーターで測らなくても、
自分の体重増加には薄々気付いています。

しかし、
少し太った」
かなり体重が増えた」
と、感覚的に捉えているだけです。

一体、
「少し」「かなり」とは、一体何キロなのでしょう?

実は、
自分の現状を正確に見える化していないのです。

現状が見えていなければ、
目標とのギャップである問題も曖昧なまま。

だから、
問題を解決するための行動を起こすことなく、
太っていく自分を許容していくんですよね。


コンサルティング業界に入ったとき、
必ず数字で裏をとれ、と何度も指導を受けました。

支援企業にインタビューすると、
「今期の業績はかなり良い」
「あの取引先の売上が少し落ちている」のように、
感覚的な表現をされることが多いのですが、

「業績とは、売上ですか?利益ですか?かなりっていくらですか?」
「少しとは前年との比較ですか?それは何%ですか?」
等と、数字で裏をとらなければ、現状が見える化できないのです。

経営コンサルタントの基本なのですが、
自分の体重となると全然できてませんね・・・

さてみなさん、
数字で裏をとり、すっきりした顔で来年の仕事始めを迎えましょう。


・・・先日、タブレットPCを衝動買いしてしまいました。

asus


アマゾンの1-clickボタンの前にあえなく撃沈です・・・

みなさん、
このボタンには十分ご注意を(笑)
BlogPaint

<お知らせ>
原則、毎週月曜日(祝日は翌日)更新のこのブログですが、
来週は12月30日(金)にアップする予定です。
よろしくお願いします。


murakami_v70 at 07:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2011年12月12日

お客様のタイミング

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

実は私、
居酒屋や焼き鳥屋に一人では滅多に行きません。
より正確には、行かないのではなく、行けません・・・

自分に対する周りの目が気になって仕方ない自意識過剰タイプなので、
一人では落ち着いて飲み食いできないのです。

そんな私が、
出張先のホテルの近くに適当なお店がないため仕方なく、
とある焼き鳥屋で、ひとり飲みをしたときのこと。

メニューをじっくり見る余裕がない
一人飲み初心者の私が注文したのは、
手っ取り早い「おまかせ10串コース」。

すると、
「おまかせ10串いただきました。ありがとうございます!」
というありがちな威勢のいい掛け声を合図に、
カウンター越しにいる焼き担当の店員が、
串を10本焼き場にセットし始めたのです。

嫌な予感を感じつつ、
生ビールを飲みながら待つこと数分・・・

「お待たせしました」と
オーダーした焼き鳥が出来上がったとき、
私が恐れていたことが現実に。。。

最初の皿からほぼ同時に、
オーダーした5皿10本のすべての焼き鳥が、
隣の席まで占領しそうな勢いでところ狭しと並べられたのです。

もともとせっかちな私は
もったいぶって一品づつ出てくるコース料理は苦手なので、
全部いっぺんに持ってきて!というタイプの人間なのですが、
しかしいくらなんでも、
一人で食べる焼き鳥10串をまとめて持って来られても・・・

かなりの早食いの私ですが、
焼き鳥を平らげるのにかかなりの時間を要してしまい、
途中で冷めてしまって、全然おいしくありません。

ガマンして大急ぎで串を頬ばり、早々に退散したのでした。

こんなことがあり、
私のひとり飲み嫌いはさらに加速してしまったのでした・・・


一方で、この焼き鳥屋と全く正反対なのは、
関ヶ原の合戦で西軍の大将をつとめた石田三成の三杯の茶の話です。
isidamitunari

近江国伊吹山の観音寺に、
鷹狩りの帰りにのどの渇きを覚えた秀吉が立ち寄り、
寺小姓に茶を所望した際、
寺小姓は最初に大きめの茶碗にぬるめの茶を、
次に一杯目よりやや小さい茶碗にやや熱めの茶を、
最後に小振りの茶碗に熱い茶を出した。

まずぬるめの茶で喉の渇きを鎮めさせ、
後の熱い茶を充分味わわせようとする
寺小姓の細やかな知恵配り・心遣いに感じ入った秀吉は彼を家来として採用した。
それが後の石田三成である。
※Wikipedia から引用


天下の秀吉公にお茶を出すとなれば、
失礼がないようお茶の作法にしたがって、熱い茶でもてなすのが当然のこと。

しかし三成はあえて作法を崩し、
秀吉が欲しがるタイミングにあわせたお茶を提供したのです。

総じて悪い印象しかない石田三成ですが、結構イケてるんです。


見るからにお腹を空かせたグループ客の注文ならば、
できるだけ早く焼き鳥を提供するのがベストでしょう。

しかし、ひとり飲みの客であれば話は別。

同じ「おまかせ10串コース」のオーダーであっても、
お客様にあわせて、提供するタイミングを変えるべきなのです。

自分のタイミングではなく、
お客様のタイミングにあわせることが大事ということですね。

さてみなさんの会社では、
お客様のタイミングで仕事をしていますか?


・・・先週の誕生日、
たくさんの皆様からお祝いのメッセージをいただき、
むちゃくちゃテンションが上がりました。

本当にありがとうございました。


murakami_v70 at 07:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ビジネス 

2011年12月05日

弱者のカラオケ戦略

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

晴れてiPhone4Sユーザーになりました。

ところが、真新しいiPhoneちゃんに画面シートを貼るとき、
空気を入れてしまうという愚行をやらかしてしまい、
少々ブルーな気分の師走の今日この頃です。。。
iPhone4S


それはさておき、先週のこと、
友達ファミリーと久しぶりにカラオケに行きました。

カラオケの楽しみ方は人それぞれですが、
負けず嫌いばかりの仲間とのカラオケでは、
採点機能をフル活用し、誰が一番で、誰がドベか、を競います。

もちろんドベになると、
容赦ないペナルティが与えられるのでみんな必死・・・
大人気ない戦いが繰り広げられるのです(苦笑)

こんな楽しみ方ができるのは採点機能があるからこそ。

以前のカラオケは、
ただ歌いまくるだけ、が楽しみだったのですが、
採点機能によって客観的な評価基準ができたことより、
私たちのような、醜い争い(笑)、という新たな楽しみ方ができたのです。

まさしく採点機能は、
歌の見える化」ツールと言えますね。


ところが今回のカラオケで新たな機能を発見!

最近は採点だけでなく、
曲ごとの全国順位もわかるんですね!
※最近じゃないかも知れませんが・・・

そこで早速チャレンジしたところ、

みごと全国2位

を叩き出しました!


1億2千万人の日の本の2位ですよ、スゴくないですか?


ところが仲間からは不評。
「なんでこれで2番?」みたいな・・・

実は、
2位となった私の歌の採点結果が約88点だったのに対し、
90点以上の高得点を叩き出した他の仲間がいたのです。

しかし肝心の順位はというと、50位とか100位とかそんな程度です。
その理由は、
歌ったのがポピュラーなヒットソングだったからに他なりません。

今流行のヒットソングは、
歌い手の競争が激しいレッドオーシャン

競争が激しいと、レベルも上がります。
だから、90点以上という高得点を叩き出しても、
トップテンにも入れないのです。


そこで勝ちにこだわる私は、
ランチェスター経営の竹田陽一先生が提唱する、
弱者の戦略における「小規模1位主義」を応用して、
小さな市場で1位をとるための曲を選んだのです。

その曲とは、

翳りゆく部屋

♪ま~どべ~に~おいた~♫ で始まる
ユーミンがまだ荒井由実だった頃の実に40年以上も前の曲です。

しかし古いとはいえ、シングルカットもされた往年の名曲。
私世代をはじめとした競争相手が存在する可能性があります。

そこで、
再び弱者の戦略から「部分1位主義」を適用。

オリジナルのユーミンバージョンではなく、
徳永英明のカバーバージョンを選択することで、
市場をさらに限定してダメ押し。

結果、
この曲を歌ったのは全国で20人程度という小さな市場。

狙い通り1位とまではいきませんでしたが、

全国2位

を獲得したのでした!


たとえ90点とったとしても、相手が強く順位が50位では市場の存在感はゼロ。
いずれは消えてなくなってしまいます。

そうではなく私たちのような弱者は、
88点でも1位がとれる市場で戦うべきなのです。

ベンチャーや中小企業は、
勝てる市場の選択が重要ですね。


さてみなさん、
今戦っているその市場で1位がとれますか?



・・・翳りゆく部屋、聴きたくなったでしょ?

では、オリジナルバージョンをお届けします。
感慨深い詩はもちろんのこと、
ユーミンの旦那が奏でるイントロのパイプオルガンがベリーグッドです。

※注意:音が出ます。




murakami_v70 at 07:30|PermalinkComments(2)TrackBack(0) ビジネス