2012年04月

2012年04月23日

フレームワーク

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

早くも今年の1/3が経過しようとしていますが、
私には、いまだに全くクリアできない目標があるのです。

その目標とは、
ブログを1時間で書き上げること。。。

実はこのブログ、
ひとつ書き上げるのに、
結構時間がかかってるんですよね・・・

そこで、
これをなんとか短縮することを目標として掲げ、
考えついたのが「見える化」という枠組みを外すこと。

日々のコンサルティングにおけるリアルな見える化事例はあれど、
守秘義務上オープンにはできないために、ブログではなかなか紹介できません。
そして徐々にネタ切れになってきたのです。

そこで見える化という枠組みを無くせば、
ネタ不足が解消され、ブログの執筆時間が短縮できると見込んだわけです。


ところが実際にはまったくの逆効果・・・
却って以前より時間がかかるようになったのです。

なるほどテーマの枠を外したことで、
さまざまな出来事をネタにすることができるようになり、
ネタ不足という問題は確かに解消しました。

ところが一方で、
ネタの取捨選択に時間がかかるという問題が発生し、
さらには、
ひとつひとつのテーマの掘り下げがやたらと浅くなり、
許せないほどチープな内容が増え、途中でボツにすることがしばしば発生・・・
(実は今も元ネタはボツにして書き直しているんです・・・)

なんでもアリよりの自由発想よりも、テーマという枠組みがあるほうが、
自分の思考の整理でき、結果的に執筆の生産性も高まるということを痛感しました。

このような、
その場の思いつきになりがちな自由発想ではなく、
一定の枠組みを設けることで思考をサポートするのがフレームワーク

経営コンサルタントが重宝しているツールです。

有名どころでは、
マーケティングの3Cや4P、
ポーターの5FやマッキンゼーのMECE、
BCGのPPM、経営戦略のバランス・スコアカード、
マインドマップ、ジョハリの窓や重要度と緊急度のマトリックスもそうですね。

私のような凡人は、
まっさらな紙を前に、自由にアイディアを出しなさい、と言われても、
なかなかアウトプットが難しいもの。

そんなときに何パターンかフレームワークを持っていると結構便利なのです。

ただしフレームワークはあくまでツール。
フレームワークはいいけれど肝心の中身が薄い、なんてことにならぬようご注意を。

このブログもどこかのフレームワークを活用して、1時間で執筆できるよう頑張ります!


・・・超ベタですが、フレームワークからこのバンドを連想してしまいました。
  実は今でも私のiPodに入ってるなかなかの名曲です。
  それにしてもこの曲が流行ったのはもう30年も前のことなんですね。
  Time goes by…

※注:音が出ます


・・・お知らせです。
  決してロングバカンスに行くわけではないのですが、
  ゴールデンウィークまっただ中の来週のブログ更新はお休みします。
  その頃に野球に無関心になっていないことを祈りつつ、5月7日にリスタートします!


murakami_v70 at 07:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2012年04月16日

入り方の改善

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

入り方が悪かった・・・

スポーツなどの敗者の弁でよく聞くセリフです。

先日、雨の中観戦した野球の試合でも、
この言葉どおりの展開となり、
まだ序盤3回が終わったばかりにもかかわらずこのスコア・・・

0vs6

雨の影響なのか、まだ寒い春先だったせいなのか、
私にはさっぱりわかりませんが、いずれにせよ試合の入り方が悪すぎます。

結局、お目当ての野球以上に、
観戦後の飲みのほうが異様なほど盛り上がり、
ほとんど朝方まで痛飲してしまったのでした・・・・・


さてこのように入り方が悪い
つまりスタートでつまづくと成果が出ないのは、
スポーツだけに限らず、会社でも同じこと。

例えば、
●新年度が始まっても、今期の経営計画がまだできていない会社
●いつも月末は「忙しい」を連呼する割に、月初は妙にまったりしている営業部

どうですか?
みなさんの身近にいませんか?

入り方が悪い会社や社員は、
期末や月末には今期・今月の目標を達成することだけ、
つまり、目先のことしか考えない傾向が強いようです。

しかし、
期末・月末の翌日には必ず来期・来月がやってきます。
そのときにのんびり来期のことを考えていては遅いのです。

数十手先を読む将棋の羽生名人とまではいかないまでも、
次の一手くらいは常に考えておくことを日頃から習慣付けすることが必要です。

例えば上司と部下のミーティングでの会話を、
「今日どうだった?」という結果報告を求める質問から、
「明日どうする?」「次どうする?」という未来思考を促す質問に変えてみる・・・
たったこれだけでもかなり効果が出るはずです。

このようなちょっとした取り組みで企業風土を変え、
入り方が悪かった・・・というような言い訳をさせない会社にしていきたいものです。


さてみなさん、
このブログを読み終わった後は何をする予定ですか?



・・・私が観戦して以来、ずっと白星が遠のいているようで・・・
  ついでにサッカーのほうも連勝ストップしたとか・・・

  当分は自宅謹慎です・・・

  しかし、これだけ打てないチームを変えるためには、
  このシンディ・ローパーみたいに弾ける助っ人をオカネで引っ張ってくるしかないですね・・・

  Money Changes Everything !

注:音が出ます



murakami_v70 at 07:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2012年04月09日

言葉の定義づけ

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

卯月4月に入ってから、
野球もサッカーも絶好調なので、
今週の私はとってもいい感じでございます(笑)

このように「いい感じ」という言葉を私はよく使うのですが、
例えば「今の時期は桜がいい感じですよね~」と言われたとき、
みなさんのイメージする「いい感じの桜」とはどういう桜でしょうか?

ちょうど満開の桜?
14番目の月のような明日満開になる九分咲きの桜?
それとも、桜吹雪が舞っている桜ですか?

このように「いい感じ」という言葉に対して、
アタマでイメージする桜は人それぞれ。

同じ言葉であっても、
私たちは自分の感性によって、
この言葉の受け取り方がそれぞれ異なります。

確かに、人それぞれ感性があることは素晴らしいのですが、
一方で、この感性の違いがコミュニケーションギャップの原因にもなってしまいます。


Aさん「桜がいい感じの季節ですよね~」
Bさん「確かにそうだけど、掃除が大変ですよね~」

この会話で、
Bさんは桜吹雪をイメージして掃除が大変と答えたのですが、
質問したAさんは、桜が散る前の九分咲きの桜をイメージしている人だったとしたら、

Aさんは「は?なんで掃除?」と不信に思いつつ、
「あぁ、きっと花見客が出すゴミの掃除のことを言ってるんだな」と解釈して、

Aさん「だよね~、最近はモラル意識のない人が多くて困るよね~」
Bさん「???(桜吹雪とモラルがどう関係あるの?)」

会話が噛み合いませんね・・・

途中でAさんが、

「ちょっと待って。
 俺は九分咲きの桜をいい感じだと言ってるんだけど君はどうなの?」

・・・とでも、確認してくれればこのギャップは解消できるのですが、
相手の話の腰を折り、摩擦を起こすのも面倒なこと。

だから、
相手の言葉を自分なりに解釈してそのままスルーしてしまった、
という経験は誰しもありますよね。

こうしてコミュニケーションギャップはどんどん広がっていくわけです・・・

これが、
他愛もない会話ならさほど問題にはなりませんが、
複数の社員が共通の目標に向かって力をあわせる会社では大問題です。

したがって会社組織においては、
社内で使う言葉の定義づけが重要です。

「新規」とは、新規顧客のことなのか、既存客からの新規引合のことか?
「定期訪問」とは、どのような訪問活動なのか?
「見込情報」とは、どのような状態の商談なのか?
「Aランク顧客」とは、どういう顧客なのか?

このように、
言葉の定義付けを明確化しておかないと、
会議やミーティングをやればやるほど、コミュニケーションギャップが拡大して、
部署や社員がそれぞれバラバラな方向に向かって進んでいくかも知れませんよ。


さてみなさんの会社の「営業」とは何をすることですか?


・・・映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のとあるセリフにシビれました。

  早速、ブログのテーマにしようと練ってみたのですが、
  「いい感じ」人間の私には、あまりに重く深い言葉だったので、まとめきれず断念・・・

  でも本当に大切な言葉だと思うので、参考までに紹介しますね。

  大切なことは、どう感じるか(feeling)ではなく、どう考えるか(thinking)だ

  みなさんはどうお考えでしょうか?


murakami_v70 at 07:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2012年04月02日

リアクション人間

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

出会いの季節でもある卯月4月。
私もお客様の新入社員さんと研修を通じた出会いがありました。

みなさん、元気ハツラツ、明るく、素直で、とってもグッドでしたヨ。
どうかこの初心と目的意識を忘れず日々励んでくださいね~


さて今日は、
最近気になるリアクション人間について。

リアクション人間とは、
他人など外部からの情報に反応するだけで、
自分からアクションを起こすことをほとんどしない人のこと。

周知のとおり、
ポータルサイトやSNSによって、
私たちはパソコンやスマホをただ眺めるだけで、
大量の情報を得ることができるメリットを享受できるようになりました。

一方この弊害として、情報量のあまりの多さゆえ、
何気なくヤフーニュースやフェイスブックを眺めていたら、
いつの間にか小一時間過ぎていた、なんてもこともしばしば・・・

これがリアクション人間への道に通じる行為なのです。

例えば、
私たちは特に見たい番組もないのに、
テレビをつけることがありますね。

ところがなんとなくつけたテレビのたまたま見た番組でも
それなりに楽しめるたりするもの。

そして気がつけば、
「そのとおり!」
「そうか!勉強になった」
「そりゃ違うだろ」
「いやぁ~感動した」などと、
テレビにひとりツッコミしている自分がいたりします。

このときの自分の主体的な行動は、テレビをつけたことだけ。
あとは、たまたま見た番組に対して反応しただけの極めて受け身な状況です。

ところが、ひとりツッコミを入れたことによって、
あたかも主体性を持ってテレビを見たような錯覚に陥ることがあります。

そもそも目的を持って番組を見たわけではないです。
たまたま見た番組に反応しただけのこと。
自分の主体性は一切ない、でもそれに気が付いていない・・・

これこそがリアクション人間の兆候です。

リアクション人間は、
他人から刺激を受けたときの反応が上手なので、
あたかも最初から自分の意見を持っているように見えます。

しかし実際には、自分の意見など持っていません。
他人の意見に反応して批評しただけのことです。

まるでどこかの野党のよう・・・

このようにリアクション人間は、
自分からアクションを起こすことができない決して望ましくないタイプなのです。


暇つぶしに見たテレビにひとりツッコミをするように、
興味もなかったポータルニュースやSNSの情報にいちいち反応していると、
外部からの刺激がなければ行動できないリアクション人間になるかも知れませんよ。


みなさん、ご注意あれ!



・・・開幕したばかりのプロ野球ですが、すでに私はトーンダウン気味。
  せめてこの日まではモチベーションを保ちたいと思います。。。

Carp

ってか、ちーたぁ打てや!

あっ、ひとりツッコミ・・・
どうやら私はリアクション人間の兆候があるようです。
気を付けないと・・・


murakami_v70 at 07:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス