2013年12月

2013年12月24日

ショールーミング

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

クリスマス・イブと言えば、
山下達郎・・・ではなくプレゼントですが、
物欲キングの私は、
この機に乗じて最近始めたウクレレ購入計画を画策。

楽器店を何店舗かまわった結果、
ド素人の私に懇切丁寧に接してくれたお店の
オススメウクレレを買おうと思っていたのですが・・・

ネット通販で見つけてしまったのです。
楽器店より6000円も安く売っている同じウクレレを・・・

このウクレレを勧めてくれたのはあの楽器店だし・・・
試し弾きもさせてくれたし・・・
でも6000円の差はデカイな・・・
貯まったR天のポイントを使えばもっと安く買えるぞ・・・
いやいや同じと言えど木目は一つひとつ違うからやっぱり実物を見ておかないと・・・
アフターフォローのことを考えると近くのお店のほうが・・・


以来、葛藤の日々です・・・


お店で実物を試してから、
ネット通販などでより安い価格の商品を探して購入する消費者の行動を
ショールーミングといいます。

日経新聞電子版によれば、
2012年度のネット通販市場10兆2千億円のうち、
実に2兆1千億円がショールーミングによる市場規模と試算されているそうで・・・

たしかにネット通販とスマホがこれだけ普及し、
ほとんどの商品の価格が簡単に比較ができてしまえば
ショールーミング目的でなかった私でさえも
購買の一番の関心ごとである価格が気になってしまいます。

なるほどヤマダ電機でさえも苦戦するわけです。

ネット通販のショールームに使われないために、
実店舗がやるべきことはなんだろうか?

こんなことを考えながら、
いまだウクレレは買えずじまい・・・

一体、私はどこでウクレレを買えばいいのでしょう。


さてみなさんがお店のオーナーならば、
ショールーミングに何で対抗するのでしょうか?


<お知らせ>
来週のブログはお休みします。
次回は年明け6日から再開予定です。

今年一年ブログをお読みくださりありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

・・・クリスマスソングは聴き飽きたので、
  新年を先取りしてこのアイリッシュロックバンドの曲をどうぞ。
  
  みなさん。良いお年をお迎えください。

  注:音が出ます
  


murakami_v70 at 07:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2013年12月16日

成果のフィードバック

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

物欲キングの私が今狙っているモノ、
それは、ふとん専用クリーナー。

従来の掃除機ではとれなかった
ふとんに潜むダニを吸い取るスグレモノなのですが、
ただダニを取り除くだけなら、
ダニアレルギーでも潔癖症でもない私には明らかにオーバースペック。

ではなぜ物欲キングの食指が動いたのか?

それは吸い取ったダニが見える機能がついているから。

ふとん掃除の目的は、
ふとんからダニを取り除くことなので、
掃除の成果は取れたダニの量で決まります。

この商品にはその成果となる
取れたダニが見えるボックスがついているのです。

この成果の見える化機能こそ、
私をダニ掃除へと駆り立てる源泉となって、
この商品が欲しくてたまらないのです。

このことはビジネスでも全く同じことが言えます。

仕事の成果を高めるためには、
その仕事の成果を知らなければなりません。

ところが
数値化が容易な営業や製造部門と異なり、
企画や事務等の間接部門では成果の見える化が難しいもの。

だからといって
事務の仕事のすべてをいちいち定量化していては
管理コストが増大するだけで現実的ではありません。

そこで重要な役割を担うのが、
部下の仕事の成果をフィードバックするマネージャーの存在。

部下の仕事の成果に対する良い悪いの評価を伝え、本人に気付きを促すのです。

フィードバックをしないマネージャーは、
ダニボックスのないクリーナーで部下に掃除をさせるようなもの。

いったいどれだけのダニが取れたのか知ることもなく、
ただひたすら掃除を繰り返すのみ。

創意工夫も生まれにくいし、
その仕事への意欲が湧き出すこともありません。


さてあなたの会社のマネージャーには、
ダニボックス機能がついていますか?


・・・ちなみに2つのモデルのうち、
  ダニボックスは高いほうだけについている機能。
  1万円ほど安いエントリーモデルにはついていませんのでご注意あれ。

  では本題とは関係ないですが、
  このバンドの大ヒットアルバムからのファーストシングルをご紹介。
  途中のサックスソロがとてもカッコイイんです。
  80年代当時のレトロ感たっぷりのPVからどうぞ。

  注:音が出ます
  


murakami_v70 at 06:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2013年12月09日

2位でいい?

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

最終節までもつれた今年のJリーグ、
サンフレッチェ広島が土壇場の大逆転で昨年に続きJ1を制しました。

2位でいい、という某市長の失言があったようですが、
1位と2位の差がいかに大きなものかは、
惜しくも2位に甘んじた横浜Mの落胆ぶりを見れば明らか。

やっぱり2位じゃダメなんです。

ちょうど今2つの会社で企業ビジョン策定に携わっているのですが、
ビジョンについても同じことが当てはまります。

ビジョンとは企業理念のマイルストーンとなるもので、
いつまでに何を達成するのかを具体的に示す中間目標なのですが、
せっかくビジョンを策定するのであれば、
「売上高◯億円」とか「営業利益率◯%」という目標に、
最低でも1つは「◯◯で1位」というナンバーワン目標を加えたいもの。

とはいえ
弱者の立場の中小企業が、
「全国で1位」「業界で1位」等の大きな市場をターゲットに掲げる必要はありません。

ランチェスター法則を経営に活かした「小規模1位主義」に則り、
強者が参入しない特定の地域やニッチな商品等の限定したマーケットで1位を目指せばいいのです。

そのためには事業ドメインを再定義して、
1位を目指すマーケットを絞り込むことが重要です。


さてみなさん
会社のビジョンにナンバーワン目標はありますか?


・・・連覇はめでたいことですが、
  今年もまたまたビッグクラブに選手を引き抜かれそうな雰囲気が漂っています。。。

  こうなったらサンフレッチェのビジョンのひとつに、
  「ビッグクラブへの移籍選手数ナンバーワン」を掲げて、
  どれだけ選手を引き抜かれてもそれ以上に選手を育成して常にトップを目指す!
  というのはどうでしょう。

  あっ、これカープにも使えそう・・・

  では小規模1位を標ぼうする一方で、
  こんなスケールの大きな曲を今週はご紹介します(笑)

  注:音が出ます
  

murakami_v70 at 06:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス 

2013年12月02日

とうとうMNP・・・

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

師走初日の昨日、
人生初のMNP(番号ポータビリティ)を断行。

ちょうど12年前に国内ナンバーワンキャリアから乗り換えて以来、
圏外地獄や2度のM&Aにも屈することなく利用し続けたのですが、
既存客より新規客を優遇する価格戦略にどうしても納得できず・・・。

どうせ他のキャリアもMNPを優遇するんだから、
「これからは2年ごとにMNPし続けよう!」
と思ったわけです。

こうしてMNPを決意したのですが、
予約番号とやらが必要だということがわかり、
事前に元のキャリアに電話で問い合わせたところ、
予想どおり、MNPの理由などを聞き出しながら、慰留工作のスタートです。

それでも転出の意向が変わらない私に
突然こんなファイナルオファーが・・・

「お客様は長年ご利用いただいておりますので
 ◯◯◯ポイントを無料でご進呈いたします」

もちろんこんな好条件の提示は今まで無かったことです。
確かにこのポイントがあればMNPしないほうが得します。

・・・が私にとっては逆効果。

「だったら最初から教えてくれよ、
 これじゃゴネた人が得するだけじゃん!」
(口には出してません、心の叫びです)

とんでもない失望感に襲われ、
このキャリアから一日も早くオサラバしたくなりました。

既存客を重視し、継続利用を促進するのであれば、
MNP転出の申し入れがあったときではなく、
転出リスクが高まる2年契約月の少し前にポイント進呈の案内をすべきです。

それでもやらないということは、
キャリア業界においては既存客が流出する損失よりも、
新規客を獲得するほうを重視しているということでしょう。

しかし一般的には、
新規客の獲得コストは既存客維持コストの5倍以上といわれています。

一人の既存客にかける手間を惜しみ、
その5倍以上の手間をかけて新規客を追い求める・・・

売上は増えても利益はかえってマイナスになるように思います。
ついでに失望の果てに二度と戻ってこないお客も増やすことにも・・・


さてみなさんのビジネスでは、
既存客維持と新規客獲得のバランスはいかがでしょうか?


・・・キャリアは違えど、おニューのiPhoneはやっぱり気分がいいです♪

  でも3G、4Sに続いて今回の5Sでも保護フィルムが上手く貼れず・・・
  二度三度と貼り直すうちに、
  ホコリやら気泡やらもう大変なことになってしまいました・・・orz

  こんなブルーな気持ちを忘れさせるとってもカッコいい曲をご紹介。
  一本しか弦のないギターだけでこんな素敵な演奏ができるなんて衝撃です。
  
  注:音が出ます
  


murakami_v70 at 07:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) ビジネス