経営コンサルタント 村上勝彦 の見える化ブログ

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

文月７月はちょうど今日で折り返し。
やるべきことをやり切り、成果を出して参りましょう。

さて
私が首都圏出張の際、必ず食べるもの。
それは立ち食いそば。

どちらかと言うとそば好きということもありますが、
立ち食いそば屋を訪れる若手から年配までの幅広いビジネスマン、
お洒落な女性、学生、フリーター、高齢者の方など、
多種多様な客層が思い思いにそばを食べている姿を眺めながら
その人となりなどを勝手に妄想するのが好きなのです。
（ちょっとヘンタイです・・・）

そんな私が立ち食いそば屋でいつも失敗するのがオーダー。

冷したぬきで軽く済ませよう思っていたのに、
気がつくと「冷したぬきの全部のせ」や、
「ミニカレーセット」のようなガッツリ系を食べている自分がいるのです。

その理由は入り口の券売機。

券売機のメニューボタンから選ぶのですが、
大都会ってところは何事にも並ぶところのようで、
私の後ろにも当然のように何人か並んで待っています。

しかもSuicaを持っていない私の支払いは常に現金。
ほとんどの人が「ピッ」で済ます中、
私だけは千円札を財布から出し、券売機に入れ、お釣りを取って・・・と時間がかかります。

こんなプレッシャーに押しつぶされそうな私の前に、
券売機の５０はあろうかというボタン地獄が立ちはだかるのです。

必死に「冷やしたぬきそば単品」ボタンを探すのですが、
焦れば焦るほど見つかりません・・・

結局、モタついて後ろに並んでいる若者にお上りさんを悟られぬよう
一番目立つところにある「全部のせ」や「ミニカレーセット」ボタンをポチッと・・・


このように最終的に望む商品ではないとしても、
私たちが何かを買うときには、
必ずといっていいほど「選択」を行っています。

選択するお客様には、
「絶対に冷したぬき！」のようにあらかじめ選択済みのお客様と、
「何にしようかな」のような未選択状態のお客様がいます。

さらに後者のお客様には、
「今日は冷たいそばと何かの丼もの」とか「５００円以内」というように、
選択肢を絞り込んでいるか、選択基準を自分なりに持っているお客様と、
「初めて立ち食いそばに来たけど一体何が美味しいんだ？」というような
選択肢はおろか、選択するための判断基準さえ持っていないお客様もいます。

そこで売り手は、
これらお客様ごとに商品の見せ方を変えなければなりません。

例えば、すでに商品を選択済のお客様であれば、
手間をかけさせぬよう素早く商品を選択できるような工夫が必要ですし、
一方でまだ選択していないあるいは選択できないお客様に対しては、
そのお客様の状況に応じた商品選びのポイントをレクチャーし、
お客様にとってベストな選択となるようエスコートしていかねばなりません。

このようなことは
営業マンや販売員による対面販売では当たり前のことです。

しかしながら営業ツールである、
価格表やリーフレットのような媒体となると話は別。

ただ単純に価格順や型番順に商品を羅列してあったり、
素人にはよくわからない専門的なスペック情報しか載せていないので、
お客様が選択するための情報が不足しているものが多くあるのです。

これらの媒体は
商品に明るくない販売代理店の営業マンが使ったり、
資料請求先の送付資料に含まれるなど一人歩きする可能性があるのですから、
お客様が自分でも選択できるよう思い切って選択肢の数を減らした上で、
「初心者向け」「本格派向け」「忙しい人向け」「プチ贅沢したい人向け」
など、お客様の状態にあわせた選択基準を提供すべきなのです。


さてみなさん
ド素人の私がみなさんの価格表を見た時、
果たしてベストな選択をすることができるでしょうか？



・・・週末は中小企業診断士の同期仲間との懇親会で大盛り上がり。
　　時折り記憶が消えていたのですが、ＦＢに何枚もタグ付けされた画像が。。。
　　恐るべし＆困ったもんですＦＢ。
　　
　　そこで今回は、
　　はるばる海を越えて四国から（笑）やってきた仲間の定番ソングをご紹介。
　　
　　ンバ♪ンバ♪ンバ♪ンバ？の曲じゃないところがシブイです！

　　注：音が出ます