目標と目的己のルールで首を絞める

2013年09月02日

答えを探すな

おはようございます。
経営コンサルタントの村上です。

長月9月になりました。
今月新たに取組むことは決めていますか?
その目的は何なのか今一度確認しておきましょうね。

さて最近、
研修やコンサルティングを通じて、
どの会社にも共通して感じることがあります。

それは「答えを探す」社員さんの多さ。

一例を挙げると・・・

階層別研修を受講したA社の中堅社員に、
これからやるべき自分の行動をレポートしてもらった際に受けた質問。
「(研修レジメを指さしながら)ここを書けばいいですか?」

先輩の顧客を引き継ぐことになったB社若手営業マンのコメント。
「やり方を教えていただければやります(=教えてくれなければやりません)」

・・・とまぁこんな感じです。

どうやらこのような社員さんは、
◯物事には必ず「正しい答え(正解)」が存在する
◯その答えは研修講師や会社の上司・先輩、あるいはネットが持っている
と思い込んでいる様子。

だから質問や課題を提示されると、
「(他人やネットから)正しい答えを探す(引き出す)」
ことだけに思考が集中する傾向が強いため、
答えのない課題に対しては思考停止に陥りやすいのです。


学校のテストには正解がありその答えは先生が知っています。

けれども、
研修で学んだことから今後どう行動するのかは自分が考えること。
決まった答えなどありません。

顧客情報の引継ぎは必要ですが、
営業方法は必ずしも前任のやり方が正しいとは限らないので、
やっぱり答えなどありません。
仮に答えがあったとしてもすべてを引き継ぐことは不可能なのです。

そもそも仕事というものは、
たとえルーチンワークであっても創意工夫してより良くしていくものであり、
引き継いだ答えのとおりにやれば済むものではないのです。

答えを探す社員さんには、
あらかじめ決められた答えなど存在しないことを理解させ、
答え探しのテクニックを磨くのでなく、
答えを自分で考えることの習慣づけを指導することが必要です。

さてみなさんの部下や後輩は、
答え探しに夢中になっていませんか?



・・・秋の夜長から連想したのがこの曲。
  未だにカラオケの十八番というオジサンが多いのでは?

  出演拒否し続けたザ・ベストテンでの貴重なライブ映像を見つけました。
  当時はテレビに出ないことがなんだかカッコよかった時代だったなぁ。

  注:音が出ます
  


murakami_v70 at 06:59│Comments(0)TrackBack(0) ビジネス 

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